親の言うことを聞かない子こそが、人に優しくなれるわけ

親の言うことを聞かない子ども

こんにちは。Reijiです。

親が子どもに願うことの1つに、「人にやさしくなってほしい」がありますよね。これはどの保護者からも聞く願いです。

そんな親のみなさんに、僕が言いたいのは、「それなら、子どもに親の言うことを聞かせようとはしないでほしい」ということです。

 

子供はみんな始めから自由を求めている

自分の言うことをちゃんと聞いてくれる子どもだと、親はとても楽でしょう。

ああなってほしい、こうなってほしいという願いがあるからこそ、親は子供にいろいろなことを言います。

「他人に迷惑をかけないようにしなさい」

「先生の言うことをよく聞きなさい」

「夜は早く寝なさい」

「出された食事は、残さずちゃんと食べなさい」

 

もちろん、これはお子さんの将来を心配する気持ちから出る言葉でしょう。親としては、当然のことを言っているのもわかります。

子どもは、親から見ると何にも考えていないように見えるかもしれません。でも子どもは子どもなりに、やりたいこと、思いを持って行動しています。

もしかしたら、いろいろな悩みをかかえているから動けないのかもしれません。

そんな時に、親の気持ちを強制すればするほど、子どもは自由を求めます。親の思いでいろいろなことを強要されると、そこから抜け出したい気持ちにしかなれないでしょう。だから、不良になる。自由を求めて、家の外に出たがるようになります。

一方、自分の意見が言えず外にも出られない子どもは、鬱になり、自殺へと走ってしまう可能性もあります。

親の指示がないと動けない子どもはイエスマンにしかなれない

親の言うことをちゃんと聞き、褒められることが当たり前になっている子どもは、親の指示がないと動けなくなります。

そんなお子さんが、いざ自分で考えて生きていかないといけなくなった時、どうなるでしょう。

今までは親のいうことを聞いていけばよかったのに、社会ではその親がいません。代わりにいるのは、先輩や上司です。

そうなると、今度は上司の言うことを聞くだけのサラリーマンにしかなれなくなってしまいます。

上司がダメだと言えばやめる。言われたことしかできない。

完全な「イエスマン」です。そこに個性はありません。

 

SNSなどでの誹謗中傷は、個性がある人へのねたみから生まれる

そんな個性のない大人になってしまったとき、個性のある人への「潜在的なねたみ」が生まれると、僕は思います。

今はFacebookやTwitter、インスタなどのSNSで、自分たちの個性を簡単にさらけ出せる世の中です。Twitterでは思ったことを、簡単につぶやけます。

そこで見られる個性あふれる姿や意見に対し、イエスマンになってしまった人は心無いコメントを発してしまうことがあります。

自分にはないものを賞賛するのではなく、批判してしまうようになってしまいます。

そんな状態で、人にやさしくなんてできるはずがありませんよね。

人に優しい子どもになってほしいなら、やりたいことをやらせるべき

自分が自由でいられ、親から強要されずに生きていけている子どもは、個性にあふれています。

そんな子供は、他人の個性も受け入れる余裕があります。だから、やさしくなれる。

人に優しいというのは、そこに根本があると思います。

 

「他人にやさしい子どもになってほしい」と願うなら、まずはお子さんにやりたいことをやらせてあげてください。ああしなさい、それはダメ、言うことを聞いて、などというフレーズは、いったん封印してみてください。

自分の親に、「いやだ」「それはできない」「自分で考えるから」と言える子どもが、いったいどれだけいるでしょう。反発して親と喧嘩になるのが面倒くさいから、黙っていうことを聞く。そんな親子関係は、子どものためになるでしょうか。

 

最後に、僕がゾクッときたCM動画を載せておきますね。子どもは大人の常識を超えた世界の中にいます。

どうかお子さんのやりたいことを、やらせてあげてください。信じて応援してあげてください。