放課後等デイサービスと児童発達支援の違い

発達障がいの子どもたち

発達障害の児童など、発達に課題のある子どもが通う施設には「放課後等デイサービス」と「児童発達支援」の2つがあります。

この2つの違いについて、よくある質問も交え、分かりやすく説明します。

基本的には年齢で区切られる

放課後等デイサービスと児童発達支援の違いについては、下記のような表記が多く見られます。

名称 対象となる児童
放課後等デイサービス 就学児童
(小学生~18歳)
児童発達支援 未就学児童
(小学校入学前)

 

基本的には「小学校入学前と入学後で、通う施設が変わる」と思っておいて大丈夫です。

小学生になるまでは児童発達支援。小学校に入学したら放課後デイ、ということになります。

また、放課後デイの場合は「就学児童」が条件となります。

これは「学校に在籍している」ということです。よって、たとえ不登校で学校に行けてなくても、その学校に籍があれば大丈夫です。

学校に行っている子供が放課後に通う施設だから「放課後デイ」。

こんなイメージですね。

高校に進学していない児童はどうなる?

では、例えば中学校で不登校になってしまい、高校に進学せずに家に引きこもってしまった子どもはどうなるでしょう。

このケースでは、高校に籍を置いていないため、放課後デイサービスに通うことはできません。

実はこの場合、「児童発達支援」に通うことになるのです。

「児童発達支援=小学校入学前の小さいこども」というイメージがガラっと崩れてしまいますよね。

このあたりが少しややこしいところであり、施設を運営するスタッフも、はっきりと知らない方が多いようです。

両方を併用している施設だと安心

小学校、中学校までは義務教育ですので、児童はどこかの学校に籍があるはずです。ですので、基本的に放課後デイは利用できます。

気をつけておきたいのは、中学校を卒業した後です。

中卒、高校中退となると、学校に籍がなくなるので、利用できる施設が変わります。

 

例えば「小学生以上の子どもを対象とした放課後デイ」にお子さんが通っていたとします。(幼稚園以下の子どもは、対象としていない場合)

普通なら、そのまま18歳になるまで通えると思いますよね。

ところが、お子さんが高校に入学したあと不登校になり、そのまま退学してしまったらどうでしょう。

そうなると、これまで通っていた放課後デイにも通えなくなる可能性があるわけです。

 

この場合、その施設が国に対して「放課後等デイサービス」と「児童発達支援」の両方の登録を行っていれば、大丈夫です。

もし「放課後等デイサービス」しか登録していなければ、このお子さんは、他の施設を探さないといけないということになってしまいます。

私たちASISも、そういった意味で「放課後等デイサービス」と「児童発達支援」の両方を利用できるようにしています。中高生に特化した施設なのに、児童発達支援なんてちょっと変に思えるかもしれませんね。

また、多目的施設という意味合いで、幼稚園の子どもから高校生までを同じ施設で預かっているところも、多く見られます。

この場合は「放課後等デイサービス」と「児童発達支援」の両方が混在していますので、18歳までずっと利用することができます。

施設情報は事前にしっかりチェックしよう

障がい児にとって、通いなれた施設に行けなくなり、新しい環境に身をおくことは、少なからずストレスが生じるものです。保護者にとっても、また1から人間関係を築かなくてはいけません。新しいスタッフがお子さんを理解し、サポートしてくれるか不安もあるでしょう。

そのためにも、入所前に施設の情報はしっかりとチェックしておきましょう。

各自治体のホームページでは、「放課後等デイサービス」として登録されている施設や「児童発達支援」として登録されている施設の一覧が見られるようになっています。

また、利用前の見学や体験時にも、そういったことを確認しておくことをおすすめします。